34号投稿規定 投稿規定とテンプレート
論文集34号は、2025年8月17日 投稿締切、2026年3月 発刊予定
本学会は、『小出記念日本語教育学会論文集』を年1回発行しています。皆様の積極的なご投稿をお待ちしております。
論文集34号では、投稿規定とテンプレートの記述を整理しました。
主な変更点は、これまで必須とされていた「ネイティブチェック」を廃止し、すべての投稿に「文法の誤りや誤字・脱字がなく、アカデミックな論文にふさわしい表現であること」が求められるようになった点です。
他にも複数箇所に変更がありますので、投稿の際には最新版を確認するようにしてください。
小出記念日本語教育学会論文集 投稿規定
1.投稿資格
投稿時にすでにその年度の年会費を納入した会員が投稿できます。共同執筆の場合は、投稿時点で筆頭執筆者が会員であること、論文集掲載時には、執筆者全員が会員であることが条件となります。
2. 投稿原稿
2.1 投稿原稿の種類(カテゴリー)
本論文集におけるカテゴリーは「研究論文」「実践報告」「調査報告」「研究ノート」の4区分です。
- 研究論文:日本語教育および関連領域について、先行研究に加えるべきオリジナリティーのある研究成果が、具体的なデータを用いて明確に述べられているもの。研究課題が明確に設定されており、データの分析を通して課題への解答が示されていることが必要です。教育実践の結果に基づき実践研究としてまとめられた論文もここに含まれます。研究論文では、オリジナリティー、実証性、論理性を特に重視して査読が行われます。
- 実践報告:教育現場における実践の内容を具体的、かつ明示的に描き、その結果について整理したもの。「どのような問題意識のもとに」「いつ、どこで、だれが、何を実践し、それによって問題はどう解決されたか/されなかったか」を示すことが求められます。教育への貢献、情報の有用性、会員への啓発が重視されます。
- 調査報告:言語データ、史的資料、教育の現状分析、意識調査などが明示され、資料的価値が認められる報告が明確に記述されているもの。調査報告では、調査目的の明確さ、調査方法および分析・解釈の妥当性、資料やデータの価値を特に重視して査読が行われます。
- 研究ノート:萌芽的研究課題の提起、少数事例の提示など、中間報告として、更なる展開が予想されるもの。速報性、話題性、発展性が重視されます。
2.2投稿原稿の内容
- 日本語教育および関連分野に関する未発表のものであること。
- 他誌に掲載済、掲載予定、投稿中のものは、他の言語に翻訳したものも含め、投稿できません。
- 小出記念日本語教育学会をはじめとする学会などの口頭発表および予稿集での発表を発展させて新たな知見としてまとめたものは投稿できます。また、科学研究費補助金などによる研究の報告書に掲載されたもの、修士論文・博士論文の一部などで未公開の内容も投稿できます。ただし、これらの内容の場合、採用決定後に提出する印刷用原稿にその旨 記載してください。なお、機関リポジトリーなど Web 上でのみ公開されている博士論文については、未公開として扱います。
- 『小出記念日本語教育学会論文集』では、特に日本語教育の現場の実践に基づいた研究の成果、および、現場と理論がどうつながるのかを問う内容など、教育実践系の論文や会員への啓発につながる報告を歓迎します。
2.3 使用言語
日本語または英語
2.4 投稿原稿などの書式
- 日英両語とも横書きで統一
- 用紙サイズは A4
- 余白は上下 3.5cm、左右 3cm あけ
- 1 行全角 38 字(字送り 11.2 pt)、1 頁 35 行(行送り 18.35pt)
- 投稿原稿は、必ず最新版のテンプレートを用いて執筆すること。コピー&ペーストにより、文字数・行数の設定が崩れる場合があるため、必ず書式を確認すること。
テンプレートはこちらから(日本語・英語)ダウンロードしてください。
※投稿原稿には執筆者名および執筆者が特定できるような情報や連絡先などは一切書かないこと。
2.5 投稿原稿の長さ
指定のテンプレートを使用し、本文(図表を含む)、注、参考文献、資料一覧を含む全体が次の分量に収まること。
- 「研究論文」「実践報告」「調査報告」:15 ページ
- 「研究ノート」:8 ページ
3. 投稿受付期間
毎年 7 月 25 日から同 8 月 17 日(日本時間の 23 時 59 分まで)
4. 投稿方法
論文投稿用フォームの必要事項を回答の上、投稿原稿をアップロードしてください。投稿用フォームおよびフォームへの記入事項のURLは後日公開します。
- 投稿原稿はMS-wordおよびPDFです。投稿の際はそれぞれ10MB以内にしてください。ただし、採用が決定した場合、必要に応じてデータサイズを大きくしての入稿を認める場合があります。
- 投稿用フォームからの論文投稿ができない場合は、投稿締切1週間前までに小出記念日本語教育学会論文集投稿受付担当(下記10問い合わせ先)までご相談ください。
5. 投稿に関する注意事項
- 投稿前に文法の誤りや誤字・脱字がなく、アカデミックな論文にふさわしい表現であることを確認してください。誤字・脱字、表現の不備が極めて多いと判断された場合は不採用となることがあります。必要に応じて論文執筆に関する知識のある第一言語使用者のチェックを受けることを推奨します。
- 調査協力者がいる場合は、研究等の実施および公開に関し、同意を得ていること、また、人権・プライバシー等に関する内容が含まれる場合は、倫理的な配慮をしたことを本文中に具体的に記述してください。
- 研究倫理の遵守を基本とし、捏造、改ざん、盗用、剽窃、不適切なデータ収集等の不正行為を行わないこと。研究倫理を逸脱したと認めざるを得ない場合は、採用を取り消すことがあります。
- 査読の公平性を確保し、かつ論文集の質を維持するため、投稿受付後、原則として査読が終了し、採否が決定するまで、Web 上への公開はいずれの場合でも禁じます。ただし、採用決定後に、投稿者による他論文の参考文献に「(印刷中)」と掲げ、引用することは問題ありません。
- 投稿受付締切後、3日以内に論文集投稿受付 koide.ronbun@gmail.com より受領確認メールをお送りします。不備がある場合、受理できないこともあるため、必ずメールをご確認ください。論文集投稿受付からのメールが「迷惑メール」と判断される場合がありますので、「迷惑メールフォルダ」もご確認ください。
6. 採否の決定およびその通知
- 採否は、編集委員会で厳正に審査し、決定します。結果は、投稿受付締切日から約 2 か月後に論文集投稿受付 koide.ronbun@gmail.comより投稿者のメールアドレス宛てにお知らせします。
- 採用の場合、修正を加えてフォーマットを整えた最終原稿を提出していただきます。
7. 採択区分
次の 4 つの区分を設けています。
- 採用:ほぼそのまま掲載、または、軽微な修正のうえで掲載
- 条件採用:一部修正の上で条件がクリアされれば掲載
- 今号再投稿:修正期間内に査読コメントに従って修正のうえで同号に再投稿し、改めて採否の判断を受ける
- 今号には掲載しない
※査読の過程において、編集委員会が投稿者にカテゴリーの変更を提案することもあります。
8. 掲載論文の著作権
本論文集に掲載された論文の著作権は、投稿を受け付けた時点から、本学会に帰属するものとします。投稿された論文が掲載されないことに決定した場合は、決定通知の送信と同時に、著作権は執筆者に戻ります。
9. 論文の公開
『小出記念日本語教育学会論文集』は、2025年3月発行予定の第33号よりオンラインジャーナルに移行し、発行直後から全文が無料公開されます。
なお、32号までは冊子で発行し、発行から1年を経た号の論文は、小出記念日本語教育学会のウェブサイトhttps://koidekinen.org/journal で全文を無料公開しています。
10. 問い合わせ先
小出記念日本語教育学会 論文集投稿受付 koide.ronbun@gmail.com
※投稿時に届け出た連絡先などは学会会員情報には反映されません。会員情報の更新は学会事務局へ別途お届けください。
以上