1994 No.02
イメージ介入による漢字指導の試み
福岡寿美子
1.はじめに
日本語教育における漢字指導は、文法・文型説明等に多くの時間をとられ、限られた時間に追いやられがちである。また、一斉説明をする一方で、漢字は時間をかけて覚えるしかない、自分でやるしかないと学習者任せにされてきた傾向がある。特に、非漢字圏の学習者にとっては、漢字学習の負担は大きく、より効率的な漢字指導が必要である。
A Teaching Methods of Chinese Characters Recognition Through Image - FUKUOKA, Sumiko