1996 No.05
学部進学予定者のための日本語能力試験開発 ─文法試験を中心に─
横田淳子・伊東祐郎
1.研究の意義と目的
日本の大学における学部レペルの留学生の数は、1995年実績で23,460人にのぼる!)。これは同時期の大学院レベルの留学生数が18,645人であることと比べても多い。さらに、留学生受け入れの見通しとしては、2000年には学部レペルで5万人、大学院レペルで3万人という数字が示されており、学部レベルの留学生数は今後も大幅に増加することが予想される。これらの学部レペル留学生の数の中には短期留学の者も含まれるとは思うが、学士号取得を目指した留学生の数は今後も増えて行くと考えられる。