2008 No.16
日本と海外の日本語教育機関の教育連携の模案 ─短期交換留学プログラムの学習者アンケートから─

近藤安月子・丸山千歌・東伴子・バルバラ・ピッツィコーニ


要旨

 1995年に3機関で発足した国立大学(現国立大学法人)の短期交換留学プログラム(以下「短プロ」と略称する)は、過去12年で28機関となった。筆者らは、短プロの日本語教育を学習者の留学前後をつなぐ学習経験と捉え、学習者の日本語学習の一貫性を目標に、送り出し側と受入れ側の教育連携のあり方を模索してきた。近年の留学協定提携先の多様化に伴い、受入れ学習者の背景も多様化し、短プロ日本語教育は多様な日本語学習ニーズへの対応が求められている。その多様性の一端を明らかにするべく、フランスとイングランドの日本語学習者に焦点をあて、彼らの日本語学習への意識調査を実施した。調査結果をオセアニア地域の学習者対象調査結果と比較しつつ、フランスとイングランドの日本語学習者の特徴を探った。本稿では、そうした調査結果の分析を元に、送り出し側と受入れ側との情報交換を通して見えてきた、教育連携の必要性と可能性を論じる。

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日本と海外の日本語教育機関の教育連携の模案 ─短期交換留学プログラムの学習者アンケートから─ - 近藤安月子・丸山千歌・東伴子・バルバラ・ピッツィコーニ

Towards a Japanese Language Pedagogy Network of Home and Host Universities -Observations from a survey of Japanese Language Learners- - KONDO, Atsuko, MARUYAMA, Chika, HIGASHI Tomoko, PIZZICONI, Barbara